びわの葉(新しい葉より古いものがよい)を細かく刻み、焼酎に漬けて三ヶ月以上置きます。 薄茶色になったエキスを濾して小瓶に入れておくと、何にでもよく効きます。 一番効果が分かるのはやけどの時。 すぐにこのエキスをつけると、水ぶくれにもならずに、きれいに直ります。 日焼けの後にもぬっておくと良い。 虫さされにも水虫にもよい。 また、歯磨きをしていて、歯茎が痛んだり、血が出るとき、 びわ葉エキスを水で薄めた物でよくうがいをし、そのまま飲んでしまうと、いつの間にか直っています。 なかなか治らない口内炎、 歯茎が真っ赤に腫れて痛んだときは、脱紙綿にびわ葉エキスを含ませ、 寝る前に10分くらい湿布しておきました。これを何日か繰り返したら直りました。 そう、このエキスは飲むことも出来るので、胃腸その他からだの内側の病気にも、 きっと良い効果があるでしょう。 手術後、産後に、びわの葉のつるつるの方を痛む場所に直接当てておくと痛みが和らぎます。 びわ葉こんにゃく湿布 お鍋に水とこんにゃく2丁を入れ、沸騰してから10分間ぐつぐつ煮てこんにゃくを温めます。 このこんにゃくを1つずつ二枚のタオルでぐるぐる巻きにして、びわ葉と一緒に輪ゴムで固定し、 寝るときに下っ腹、右の腹(胸のすぐ下、肝臓)、腰の少し上(腎臓)を順に10分ずつ、 暖めていきます。 びわの葉は表に向けて、体に近くなるようにします。 疲れが取れ、ぐっすり眠れます。びわの葉のないときはこんにゃくだけでも効果があります。 農作業の疲れがたまり、首が回らなくなったことがありました。 しょうが湿布をすれば効くだろうけど、時間がない。 そのとき、びわ葉こんにゃく湿布を首や肩にしながら、寝ることで三日ほどで良くなりました。 下痢をしているときにも有効です。 こんにゃくはだんだん小さくなりますが、繰り返し何度も使えます。 よく効いているときは、びわの葉が真っ黒に変色します。 二十歳のころ、スキーで左足首を骨折しました。 四十代になってから、卓球やバレーボールなどのスポーツをするとその部分が腫れて痛みます。 びわの葉を靴下の中に入れて、患部に当てておくと、運動しても、腫れや痛みがほとんどなく、 助かっています。 びわの種を一日二個食べると、ガンにも効くそうです。びわって凄い。 なんでも、このびわの葉療法はお釈迦様が広めたものだとか・・・。 びわの木は庭に埋めるもんじゃない、という方もいますが、とんでもない、一家に一本は欲しい木です。 10年くらい前に植えた種から芽が出て、生長した木に 初めて花が咲き、実がなりました。(平成23年) 放っておいても丈夫に育つ樹です。 おいしい実をヒヨドリが狙っていて、競争で食べています。 もちろん、種は捨てずに焼酎に漬けておきます。